【2日目】衝撃的な彼との出会いは、僕のビール人生の始まりだった。
彼との出会いは、僕のビール人生の第一歩だった。
まだ、その頃はビールが飲めず、カクテルなど甘いお酒を好んで飲んでいた。
しかし、その日は違った。
初めて僕はわけも分からずビアバーに連れて行かれて、彼との出会いを果たしたのだった。
彼は、背はそれほどでもなく、しかし"ガタイは良く力強く"感じた。
"黄色みがかった白"で、今まで見たことのない感じだった。
その上、"純白なきめ細かな"物を上部に備えており、白の頂点といえば俺だ。
と言わんばかりのバランスの良さ。
細マッチョ的な。
彼の香りは、"ほんのり甘みのあるフルーティーな香り"で、女性を引き寄せる不思議なチカラがあった。
そのモテ度とは裏腹に、喋ってみると、"爽やかで落ち着いた軽さ"
爽やかというよりも"淡白"といったほうがあっているような気がする。
しかし彼とは今後ずっと付き合っていきたくなるような。
そう、彼の名前は『ヒューガルデンホワイト』
ピエール・セリスという伝説の醸造家が作った渾身のホワイトビール。
これまでビールが全く飲めなかった僕が、この日いきなりビールが飲めるようになった歴史的な日だった。
そんなビールを今も尚こよなく愛し、店にも常設し毎日飲んでいる。
非常に口当たりがよく、淡白で飲みやすく、尚且つフルーティーという特徴のあるビールだ。
現在、日本での普及率も高くなり、多くの店舗で目にする機会が多くなった。
が、この淡白なビールほど"管理"が難しいビールはない。
店によって、樽の状態、温度管理、ガス圧、入れ方、グラスの具合、サーバーの具合。
色々な良い条件がそろって、美味しいヒューガルデンが飲める。
グラスは、分厚く非常に大きく見える。
だいたいパイントで400ml程度。
少しずっしりくる重みがある、多角形のグラスだ。
分厚いグラスにも理由がある。
出来るだけ、温度を下げたくない。
グラスを持つ手で、ビールがぬるくならないように。
多角形の角を持って飲むのがベスト。
このビールから、ベルギービールの世界にひったって行くのが非常にオススメだ。
最近ではスーパーでも販売されているため、気になる方は購入してみてはいかがだろうか。