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【3日目】こんなにもあった!!日本国内のクラフトビール事情と、大手の参入

日本国内にクラフトビール(地ビール)のブリュワリーが、いくつあるか知ってますか?

50?100?

いや、もっと存在する。

1994年の規制緩和によって、最初の地ビールブームが到来した。 最盛期には300以上のメーカーが存在した。

その上、安い発泡酒が販売され、高価な地ビールは一気に衰退していく状況に陥った。 これは、日本のビール『ピルスナー』が日本のビールの常識とされ、他のスタイルのビールの味は普及せず、一部マニアにしか普及しなかった。

その後2003年、『クラフトビール』と呼び名をかえて再ブームが到来した。 そして、2015年には200以上のブリュワリーが、昔よりも遥かに美味しいビールをつくっている。

みなさんどうだろうか。 この200以上のブリュワリーのビールをいくつ飲んだことあるだろう。 もっとも親しみやすいブリュワリーは自分の住んでいる地域のビールをだと思う。 最近ではスーパーやコンビニでも目にするようになった。

その他、クラフトビールが好きな人は、有名ブリュワリーのビールや、自分の好きなビールを飲んでいたり、知らないビールを飲んでみたり。

市場に出はじめて、非常に親しみやすくなったクラフトビールビールをだが、最近また違うかたちのブリュワリーが流行している。

それが『マイクロブリュワリー』や『ブリューパブ』という少量生産であまり流通させず、ブリュワリーに併設されてパブでのみ味わえるという形だ。

クラフトビールは基本的に『発泡酒』のジャンルにわけられる。 日本では日本のビールの定義というものが存在し、それによってビールなのか発泡酒なのかジャンル分けされる。

これに関しては、また別で詳しく書きたいとおもう。

このジャンルにより、年間の最低の仕込み量が決まっている。 ビールに対して発泡酒は、最低仕込が量は半分ほどである。

その量も意外と少ない。

このギリギリのラインで少量生産しているブリュワリーが日本各地に存在しているため、日本のブリュワリー数が200以上あるといえる。

また少量生産のため流通もほぼなく、併設されているパブでの試飲というものが最近では多くなっている。

ビールの生産のしかたには非常に興味があるので、これについても別で書いてみる。

このようにミニマムブリュワリーが増えている中、大手もクラフトビールに参入してきた。

サッポロビールは、通販限定ビールであったり、Facebookでアンケートをとりながら、タイプやアルコール度数などを決定し販売にいたったビールも存在する。

キリンはブリューパブを代官山にオープンさせたり、よなよなエールで有名なヤッホーブルーイングと業務提携したり、キリンのクラフトビールとしグランドキリンなど、瓶にも特徴をもたせコンビニ販売など主にしたビールを販売にしたりと大きくビジョンを広げている。

サントリーではクラフトセレクトシリーズやマスタードリームと、地ビールに力を入れているように感じる。

アサヒは、新たに海外のビール会社と提携したりと、国内外のビール事情を左右するような動きを見せている。

ざっくりと書いたが、クラフトビール業界がかなりのスピードで動いていることがお分かりいただけただろうか。

4月からは各地でクラフトビールに関するイベントや、ドイツのビール祭り『オクトーバーフェスト』やベルギーのビール祭り『ベルギービールウィークエンド』など国内外のビールに出会える季節だ。

ぜひそちらのレポートの書きたいし、いろんなビールに出会いたいとおもう。

それではまた。